こんにちは!storageメディアチームの山田です◎
みなさんは普段どのようにヘアカラーをしていますか?
「美容院で染めても、市販のカラー剤で染めてもたいして変わらないでしょ?」という考えの方も多いかと思います。
白髪染めは家でカラーをする方が多いと思いますが、おしゃれ染めも特に、ここ1,2年は自宅でセルフカラーをする方が急増しています。
そこで今回は『 サロンカラーとセルフカラーの違い 』を具体的に解説していきたいと思います!
また、なかなかサロンへ行けないご時世なので、自宅でセルフカラーする際の注意点も一緒にお教え致します!
目次
サロンカラーとセルフカラーの違い
サロンカラーとセルフカラーの違いとして、自分で染めるのとプロの美容師が染めるという違いは大前提ですが、その他にはどのような違いがあるのか見ていきましょう。
1.アルカリ剤(1剤)
カラー剤に含まれているアルカリ剤には揮発性と不揮発性の2種類に分かれます。
髪の表面は弱酸性の状態で、アルカリ成分を使用することでキューティクルを膨潤させ、膨潤したキューティクルの隙間から染料が入り、髪に色が付きます。
その時のアルカリ成分が役割を終えた後も揮発せずに髪に残り続けることで、ダメージの原因になるのです。
サロンカラー剤に含まれるアルカリ成分は、アンモニアを使用しています。
アンモニア水が入っていることにより、揮発性が高く髪の内部に残りにくくなります。
市販のカラー剤には、モノエタノールアミンという成分が含まれています。
サロンカラー剤とは違い、薬剤の香りは良いものが多く、刺激臭が少ないのはこの成分のおかげです。
しかし、モノエタノールアミンは不揮発性なので髪の内部に残ってしまいます。
髪の内部にアルカリが残ってしまうと、外からの刺激に対して弱くなり、キューティクルも開いたままになってしまいます。
キューティクルが開いたままだと、もともと内部に存在している栄養分や水分が外に逃げてしまい、髪はハリ・コシを失い、切れ毛や枝毛になりやすくなってしまうのです。
自宅でセルフカラーの後に、髪がパサパサになってしまうのは、アルカリ残留が原因かもしれません。
サロンカラーでは、このようなアルカリ残留を最小限に抑えられるので、ダメージが少なく綺麗に仕上がるのです。
2.過酸化水素(2剤)
カラー剤に含まれる過酸化水素は、脱色・発色の両方に欠かせない成分です。
この過酸化水素の濃度の調整がとても重要です。
サロンカラーの場合は1.5%~6%まで調整が可能です。
高い数値ほど良く脱色し発色しますが、その分ダメージも強くなります。
サロンでは、暗い根元には6%、明るい毛先には2%の薬剤を使用するなど、お客様の髪に合わせて選んでいます。
なので、髪のダメージを少なく抑え、傷みにくいカラーが出来るという事です。
一方、市販のカラー剤の場合は誰が染めても結果が出るように最大の6%の濃度になっています。
そのため、塗り分けが出来ないので明るい毛先も強く脱色されてしまい、ダメージに繋がります。
ダメージレベルでいうなら、セルフカラーはサロンカラーの5~10倍傷むといわれています。
3.色素量
市販のカラー剤には誰が塗ってもムラにならないように、色素の量がサロンカラー剤より多く入っています。
色素の量が多く、濃く色が入りやすいので思った以上に色が濃く入っちゃったなんて経験もあるかと思います。
また、色素が濃く、色が抜けにくいということは、ダメージも強いという事になります。
4.選べる色の種類
サロンカラーは一人一人の髪に合わせて色を決めるため、約40~300色の数を取り揃えています。
例えば、根元のリタッチ部分は明るい色で、毛先には傷みにくいカラー剤を使用して均一な明るさに染めることが可能です。
市販のカラー剤は約10~25色ほどでサロンカラーより圧倒的に選べる色が少ないです。
上記のように、使用している薬剤が違うので髪へのダメージも違います。
また、サロンカラーは美容師が髪の状態を見て丁寧に施術してくれるので、セルフカラーより傷みにくいです。
では、次はメリット・デメリットで比べてみましょう!
セルフカラーのメリット・デメリット
したい時にすぐ出来て、リーズナブルに染められるセルフカラーはメリットですが、もちろんデメリットもあります。
メリット
1.価格が安く染められる
2.時間に縛られない
3.早く染められる
一番に思い浮かぶのは、いつでも染められて価格も安いという事ではないでしょうか。
美容室に行きたいけど、このご時世だし行けなかったり、忙しくて行けないという方でも手軽に染められるのは助かりますね。
デメリット
1.ムラになりやすい
2.染まらなくていい部分まで染まってしまう
3.色が落ちやすい
4.パッケージのような仕上がりにはならない
5.ダメージが大きい
6.次の美容室での施術が思い通りにならない事もある
セルフカラーは染める技術がない人がやると、暗い根元と傷んだ明るい毛先の塗り分けが出来ず、ダメージの原因になってしまいます。また、自分で自分の髪を染める場合は特に、後ろや内側がうまく塗れなくてムラになってしまい、綺麗に染めることが難しいです。
上の章でも触れましたが、シャンプーで薬剤を流しきれないと頭皮トラブルやダメージに繋がってしまいます。
セルフカラーを続けていると痛みにもムラが出来てしまい、美容室で縮毛矯正やパーマをしたい時に綺麗に仕上がらなかったり、断られてしまう事もあります。
サロンカラーのメリット・デメリット
セルフカラーのメリット・デメリットはわかったところで、サロンカラーのメリット・デメリットはどんな事があるのでしょうか。
メリット
1.仕上がりがきれい
2.ダメージを最小限に抑えられる
3.なりたい色になれる
4.ムラにならない
5.頭皮や髪の保護、アフターケアもしっかり行われる
サロンではプロの美容師が一人一人に合わせた薬剤選定をしてくれるので、仕上がきれいになるのはもちろん、ダメージも最小限に抑えられます。
上の章でも触れましたが、カラーの種類も多いので、なりたい髪色になれるのが一番のメリットかと思います。
また、頭皮が弱い方には保護クリームで頭皮を保護してくれたり、傷んだ髪には前処理剤や傷みにくくなる薬剤をプラスで入れられたりと、ダメージの心配が少ないです。
デメリット
1.価格が高い
2.拘束時間が長い
3.カウンセリングなどで会話をしなければならない
セルフカラーと比べた時のデメリットで一番大きいのは、やはり価格の違いではないでしょうか。
行くサロンによっても価格は違いますし、自分に合うサロンを探すのも大変ですよね。
美容室に行く時間を作らなくてはいけないので、忙しい方はなかなか難しい所です。
髪や頭皮、今後の事を考えると圧倒的にサロンカラーがおすすめですが、美容室に行けない方は自宅でセルフカラーをする以外にも、選択肢はあります。
カラーシャンプーで乗り切ろう!
カラーシャンプーって聞いたことありますか?
最近はピンクや青、紫など派手なカラーをする方も増えてきているので、聞いたことや使ったことがある方も多いと思います。
基本的にカラーシャンプーは、染めたての状態をなるべく長く維持させるためや、退色をきれいにするためのものです。
普通のシャンプーと違い、カラーシャンプーには染料が配合されています。
退色を綺麗に保ってくれるのはもちろんですが、色が落ちてしまったハイトーンの髪の場合は、洗い流す前に時間をおくと髪に染料の色素が入り、髪色を変えることが出来るのです。
使うカラーシャンプーの色やメーカーにより、効果や色の入り具合も違います。
カラーシャンプーの選び方や特徴はまた別の機会に解説していこうと思います。
「ハイトーンじゃない」「派手な色にはできない」方や、どうしても美容室に行けなくホームカラーをせざるを得ない方向けに、ここからはホームカラーをする際の注意点などを解説していきます!
最近の市販カラー剤事情は?
最近は市販のカラー剤も様々な種類が増えてきましたね!
種類ごとに少し特徴を解説していきます。
1.乳液タイプ
乳液タイプのカラー剤は、水分を弾きやすい髪質や染まりにくい髪質の方でも染まりやすいのが特徴です。
しかし、毛量が多い方やロングの方は均一に塗るのが難しいので、染まりやすいからこそ、ムラになりやすいという特徴もあります。
2.泡タイプ
泡タイプのカラー剤の一番の特徴は、簡単にムラなく染めることが出来るという点です。
しかし、染めりにくい髪質の方には向きません。
乳液タイプよりは均一に塗りやすいので、塗るのが苦手な方も泡タイプを選ぶといいでしょう。
3.クリームタイプ
クリームタイプは、乳液タイプよりも固めのテクスチャーのため、髪の毛にしっかり密着ししっかり発色するのが特徴です。
また、液だれもしにくいので、染まりにくい部分から順番に塗っていくなどの、塗り分けがしやすいです。
しっかり染めたい方はクリームタイプを選ぶといいでしょう。
市販のカラー剤の選び方・注意点
テクスチャーの違いはわかったところで、他にはどんなことを基準に選んでいったらいいのでしょうか。
1.自分の髪の状態を知る
まず、カラー剤を選ぶ前に自分の今の髪の現状を知るのが大事です。
1色のカラー剤で髪全体が綺麗にそまるのか、根元が伸びていたり前回のカラーの退色で、根元と毛先の色が違うのか確認していきましょう。
失敗しないためにもまずは、根元の伸びている部分が何センチあるのか・髪質が硬いのか柔らかいのか・毛先が根元や中間とどの位明るさに差があるのかを確認しましょう。
根元が1センチ位の場合は、体温で暖まり染まりやすいので最後に塗るのがいいでしょう。
髪が硬い方は、カラーが入りにくい傾向にあり、柔らかい髪の方は色素が薄く明るくなりやすいです。
まずは自分が今どこまで染めていて、根元はどの位伸びているのか、明るいのかを参考に塗る順番を考え、使う色は1色なのかを頭に入れながら、カラー剤を選んでいきましょう。
2.色で選ぶ
ここが選ぶときの一番のポイントになるかと思います。
市販のカラー剤には約20色ものバリエーションがあり、その中でもアッシュ・ベージュ・ピンクは人気が高いカラーです。
カラーにはブラウンやベージュといったブラウンベース・オレンジやレッド、ピンクなどのピンクベース・アッシュやオリーブなどのグレーベースに分かれています。
なりたいベースの色味を決めて、そこからパッケージのイメージをもとに選ぶと失敗しにくいです。
グレージュなどの色味は、グレー+ベージュ、ピンクアッシュはピンク+アッシュの組み合わせといった感じの意味合いで使われます。
3.明るさで選ぶ
髪の明るさもとても大事ですよね!
髪の明るさ(トーン)は数字の大きさで決められています。数字が大きくなるほど、明るい色になっていきます。
日本人の地毛の明るさは約5トーンです。
7~9トーン位だと、やや明るくうっすら染まっているのがわかる位になります。
10トーン以上だと、ぱっと見て明るさが分かる発色になります。
カラーチャートいいう表では、明るい・暗いなどとざっくりとしか書かれていないものもあります。その時は、仕上がり写真で判断するのがいいでしょう。
ただ、当然ながら染める前の髪の明るさによっても仕上がりは変わってくるので、見本をチェックする際は、今の髪色に近い見本を参考にしてみてください。
もしそれでも判断が難しいようであれば、失敗しないためにも求める明るさよりも気持ち暗めのカラーを選ぶのがおすすめです。
4.量を確認する
どの位の量が入っているかを必ず確認しましょう!
髪の長さや量に合わせて購入しないと、塗っている途中で足りなくなち、少ない量で塗ってしまうとムラになってしまう原因に繋がります。
髪の量が多い人は、多めに購入しておくと安心です!
5.ケアアイテムが付いてるか確認する
上の章でも触れましたが、市販のカラー剤は髪が傷みやすいです。
しかし、中には保湿効果・トリートメント効果がある成分が配合されている商品もあります。
加水分解ケラチンなどの毛髪保護タンパクは、髪のキューティクルを保護してくれたり、ホホバオイルなどの油井成分は髪にツヤを与えてくれます。
成分表示や説明文を確認し、ケア効果が入っているものを選ぶようにしましょう。
また、美容液やトリートメントが付属している商品を選ぶとよりよいです。
ブリーチは要注意!
上記ではブリーチではないカラー剤について解説していきましたが、ブリーチとなるとまた話は別です。
セルフブリーチで検索すると必ず出てくる「失敗」の文字。その中でも多いのがオレンジなった・ムラになった・根元だけ明るくなったという失敗です。
その原因と対策についてお話していきます!
1.オレンジになった
説明書通りにブリーチしても、見本のようにならずにオレンジ色になってしまう事があります。
その状態で上から色を入れても、濁った色になってしまったり、色が入らなかったりで、理想の仕上がりにはなりません。
その原因は大きく分けて2つあります。
1.髪が太く硬い
そもそもブリーチは髪の毛の色素を破壊して明るくするものです。
なので、黒色がブリーチによって無くなると、その人の持っている地の色が出てくるのです。
黒髪の状態で1回のブリーチでは大体の人は明るい茶色や少し黄色味がかった茶色になります。
これは髪の地の色が黄色系だからです。
しかし、髪が太い・硬い・地毛が黒々としている人は黄色くならず、赤茶系やオレンジになってしまう場合が多いです。
日本人は赤系の髪と黄色系の髪の2タイプあり、赤色を強く持っている人はブリーチで黒が抜けてしまうと、元々持っている赤味が出てきてオレンジに見えてしまうのです。
髪が硬く太い方は赤系の髪の場合が多いため、このような結果になってしまうわけです。
2.過去に赤や黒染めをした
この場合は元々もっている色味が黄色であろうと、オレンジ色になってしまいます。
過去に赤系のカラーをしたり、黒染めをしていると上記で書いたことと同じ現象が起きてしまうのです。
2.ムラになった
ムラになってしまった原因としては、きちんとブロッキングをしていなかったり、使用量が少ない、単純に塗れてない事が原因です。
ブロッキングをしないと、髪全体を綺麗に塗る事は難しいです。ブリーチ剤を作る前にブロッキングをし、ブロック度に素早く塗りましょう。
また、塗布量が足りないと全体に行き届かずムラになってしまいます。
心配な方は多めに準備しておくと安心です。
3.根元だけ明るくなってしまった
根元だけ明るくなってしまった人に多い原因は、塗る順番です。
根元は地肌に近く、温かいので明るくなりやすいです。なので、根元は必ず最後に塗りましょう。
では、セルフでブリーチをしたい時はどうしたらいいのでしょうか?
1.乾いた髪に塗る
髪が濡れた状態だと、脱色の効果が弱まりムラが出来てしまうので乾いた状態で塗るようにしましょう。
2.ブロッキングをする
ブロッキングをしないと塗ってない箇所が分かりづらく、ムラの原因になります。4~6ブロックには分けるようにしましょう。
3.たっぷり塗る
塗る時の量が少ないとそれもムラの原因になるので、ケチらずなるべく均等にたっぷり塗るようにしましょう。
4.塗る順番
ブリーチは温度が高いと効果が強くなるため、地肌に近い根元は必ず最後に塗るようにしましょう。傷んでいる髪は脱色しやすいので、傷んでいる表面よりも内側から先に塗るようにしましょう。
5.30分以内に流す
ブリーチは塗ってから30分以降は脱色の効果が落ちるため、それ以上放置しても意味がありません。放置しすぎると髪が傷むだけなので、時間は守りましょう!
以上を気を付ければセルフブリーチでの失敗は少ないと思います。
ただ、ブリーチは髪色の土台となるとても重要な施術です。
土台がムラになっていると上からカラーをしてもムラになってしまいます。
正直、一般の方が綺麗にブリーチをするのはほぼ不可能です。たとえ美容師でもセルフで自分の髪をきれいにブリーチするのはかなり難しいのです。
なので、ブリーチだけでもサロンでやってもらう事をおすすめします!
白髪染めはどうなの?
自宅でセルフカラーと言えば、白髪染めと連想する方も多いですよね。
次は白髪染めについて解説していきます!
まず、白髪染めで使う薬剤は大きく分けて3種類あります。
1.白髪染め用カラー剤
こちらは前半でも書いた通常のカラー(おしゃれ染め)と内容はほぼ同じです。
おしゃれ染めとに違いは塗る時の種類の違い位です。
白髪染め用カラー剤には泡やハケで塗るタイプとワンプッシュタイプがあります。
ワンプッシュタイプも、髪に塗る時はハケを使用しますが、他のタイプと違い1剤と2剤を混ぜる必要がないです。容器から直接1剤と2剤が出てくるので、簡単に染めることが出来ます。
2.ヘアマニキュア
白髪染め用ヘアマニキュアは、色が付きやすく使用後すぐに発色するのが特徴です。
通常のカラー剤は髪の内部に色を付けますが、ヘアマニキュアは髪の表面に染料をコーティングして着色するため、ダメージを抑えつつカラーをする事が可能です。
髪を洗うたびに色が落ちていく点は白髪染めトリートメントと同じですが、ヘアマニキュアの方がしっかりと色が定着するので、カラーの頻度も少なくすみます。
ただ、着色力が他のカラー剤と比べて強いため、肌にも色が移ってしまうのが難点です。
ヘアマニキュアはシャンプーで洗ったりこすったりしてもとても落ちづらいので、肌にはつかないように注意が必要です。
商品によっては、顔の周りを保護するクリームが付属しているものもあるので、購入する際は確認も忘れずに!
3.白髪染めトリートメント
白髪染めトリートメントはその名の通り、トリートメント成分が多く含まれています。
なので、髪へのダメージを抑えながら白髪をカラーリング出来るのが魅力です!
回数を重ね徐々に色が付くため、突然髪色が変わって周囲にバレたく際人にもおすすめ。
ただ、キープ力が弱いのが難点です。一度では色が付きにくいので、継続的に使用するのがおすすめです。
4.一時的な白髪隠し用品
染める以外にも白髪を隠す方法はあります。
お出かけ前や気になった時にサッと使える白髪隠しマスカラやファンデーションです。
白髪を染めるわけではなく、表面に塗っているだけなのでキープ出来るのは1日限定ですが、髪へのダメージは防げます。
手軽さやコンパクトさは申し分ないので、バックやポーチに入れてお出かけ先でも直せるのが嬉しいポイントですね!
白髪染めの選び方・注意点は?
では、実際選ぶ際はなにを基準に選べばいいのでしょうか?
1.色の選び方
白髪染めは通常のカラーと違い、白髪が浮かない色を選ぶのがポイントです。
カラーも大事ですが、白髪染めの場合は明るさが大事です!
高明度の明るさだと染まりは悪いけど、白髪が生えてきても目立ちにくいです。
一方、低明度ですと染まりは良いですが、白髪が生えてきたときは目立ちやすいです。
カラーで選ぶなら、髪になじみやすいブラウン系がおすすめです。
上の章でも伝えた通り、日本人の髪は赤色の色素が多く、もともと持つ色素に近いブラウン系はなじみやすいです。
逆にアッシュやグリーン系の寒色系はなじみが悪い傾向にあります。
2.アレルギー体質の方はここをチェック!
アレルギー体質や敏感肌の方は、ノンジアミンタイプのものを選びましょう!
カラー剤に含まれるジアミンでかぶれやアレルギー反応が出てしまう人は、白髪染めトリートメントやヘアマニキュア、植物の色素で染めるヘナカラーなどのノンジアミンのカラー剤を使ってみましょう。
白髪染めカラー剤を使う方は、おしゃれ染めと同じ選び方で選んで大丈夫です。
傷まないセルフカラーのやり方?!
ここまでカラー剤の比較や選ぶときのポイントなどを解説していきましたが、次はセルフカラーのやり方を解説していきます!
セルフカラーで傷まない事はないですが、出来るだけダメージを最小限に抑えるためには、工程が大事です。
1.事前準備
自分でセルフカラーする際は、事前の準備が大切です。カラーの途中で「○○がない!」とならないように、必要なものをしっかり揃えておきましょう!
・カラー剤
これがなければ始まりませんね。
髪が長い方や毛量が多い方は、多めに準備しておきましょう!
・汚れてもいい洋服
カラー剤は服につくと落ちにくいので、首回りが大きく開いているものや前開きのシャツが好ましいです。
自宅でカラーする場合はお風呂場でカラーを流すので、脱いだ時にカラー剤が付かない洋服に着替えておきましょう。
・タオル
肌や洋服につかないように、肩にかけて使用します。汚れてもいいタオルを用意しましょう。
・ヘアゴム
カラーを塗る際のブロッキングに使用します。少なくても4か所はブロッキングした方が、綺麗に簡単に塗れるので、最低4個は準備しておきましょう。
・タイマー
放置時間をはかるために使います。携帯のタイマーで大丈夫です!
・ラップ
カラー放置中に使用します。台所で使うラップで大丈夫です!
・ビニール手袋
カラー剤にセットで付いてることもありますが、マニキュアやカラートリートメントにはついていないので、自分で準備しましょう。手にフィットする薄手のゴム手袋ならなお良しです。
・ハケ
ハケ不必要で塗れるカラー剤もありますが、ハケで塗った方がムラなく塗れます。最近では100均でも売っているので、1つ持っておくと便利です。
・保護クリーム
ワセリンでも可能です。
2.ブロッキングをする
まずはスムーズに濡れるように、くしで髪をとかします。この時、目が細かすぎるブラシだと無理に引っ張って髪が切れたり抜けてしまうので、目が粗いクッションブラシを使うようにしましょう。
その後、耳前右・左、後頭部上・下と4つのブロックに分けて、ゴムでしっかり結んでブロッキングします。
毛量や多い方や髪が長い方は6か所程ブロッキングするのがおすすめです。
美容室ではダッカール(ヘアクリップ)でブロッキングしますが、セルフカラーの場合は、髪をゴムでしっかり結ぶことで、根元にしっかり塗る事が出来ます!
3.保護クリームを塗る
カラーを塗る前に、おでこの生え際~耳周り、首などカラー剤が付きそうなところに油井のクリームを塗って、地肌が染まらないように保護しましょう!
保護クリームはヴァセリンやニベアでも代用可能です。
ただし、クリームが髪についてしまうと染まりにくくなるので、肌にだけ塗るようにしましょう。
4.肩タオルとイヤーキャップ
首が隠れるように肩にタオルをかけます。巻いたら前をゴムなどで結んでおくと、落ちないので気にせず塗ることが出来ます。
イヤーキャップがカラー剤に付属されていなかったら、ラップで耳を包み保護しましょう。
5.カラー剤を混ぜる
カラー剤は2種類の薬剤が入っているので、取扱説明書に従い混ぜてください。
仕上がりにも影響するので、ムラなくしっかりと混ぜましょう!
6.手袋を装着
手についてしまっても落ちにくいので、手袋は必須です。
7.襟足から塗り始める
一番染まりにくい、襟足から塗っていきましょう。
一番最初に塗る事で、時間を長く置くことが出来ます。
毛先→根元の順番で塗ります。
8.バック全体を塗る
次は後ろの髪です。ここも襟足と同じように、毛先→根元の順番で塗ります。
つむじにカラー剤を溜めないように塗るのがポイント!
つむじは体温が高く染まりやすい部分なので、カラー剤を溜めてしまうとつむじだけ明るくなってしまうので要注意。
9.サイドを塗る
耳周りの野本は特に塗り忘れしがちなので、塗り残しがないようしっかり塗りましょう!
10.前髪を塗る
前髪の真ん中は染まりにくく、両端は染まりやすいので、塗布量を調整しながらぬりましょう。真ん中は少し多め、両端は少なめにする綺麗に染まりやすいです。
11.根元をチェック
最後に、根元がしっかり塗れているかチェックしましょう。
特に分け目付近は、染まってないと目立ちます。クシでとかしながら分け目をチェックしましょう!
12.放置する
基本的には説明書通りの時間で放置してください。ただ、髪質によっても染まるスピードは違います。
髪が柔らかくて細い人は染まるスピードが速く、髪が太くてかたい人は染まるスピードが遅いです。
染まっているかどうか確認しながら時間を置いていきましょう!
放置のし過ぎは髪が傷むだけなので、置きすぎも要注意です!
13.乳化する
これがセルフカラーでの一番のポイントです!
サロンカラーでは必ずやっている乳化です。乳化をする事によって、カラーを全体になじませる効果や色の定着、そして薬剤を綺麗に落とすことが出来るのです。
洗い流す前に、少しのお湯で頭を濡らしてカラー剤を2~3分程優しく揉みこみます。これが乳化です。
カラーを素手で触ってしまうと手が荒れたり爪が染まってしまうので、必ず手袋はしたまま揉みこんでください。
ちなみに、美容師さんの爪に色がついているのはこの時に素手でやっているからです。
また、お湯を含んでいて垂れやすくなっているので、目に入らないように注意してくださいね。
14.シャンプー&トリートメント
お湯の温度は38度以下のぬるま湯がおすすめです。高温すぎるとカラーが落ちてしまう事もあるので、気を付けましょう。
まず、シャンプーを使う前にお湯のみでしっかりと洗い流しましょう。
カラー剤を全て流した後に、シャンプーをします。普段より気持ち多めにシャンプーを使うと、泡立ちやすく、洗いやすいです。
トリートメントは少し時間を置くようにしましょう!トリートメントによって髪に栄養補給をし、カラー剤でアルカリ性に傾いたphを弱酸性に戻してくれます。
また、シャンプーもトリートメントもカラーケア用を使うと、色持ちも良くなりおすすめです!
15.アウトバストリートメントを付けてドライヤー
洗い流さないトリートメントは必ずつけましょう!髪の表面をコーティングしてくれる役割もあるので、色持ちも良くなります。
トリートメントを付けたらすぐに乾かしましょう!濡れた状態で長くいると傷んでしまいます。
以上が、セルフカラーの手順となります。
髪が濡れた状態で塗ってしまうと、乾いてる部分とムラが出来てしまうので、必ず乾いた状態で塗っていきましょう!
まとめ
今回はセルフカラーとサロンカラーの違いについて解説していきましたがいかがでしたでしょうか?
このご時世なかなか美容院に行けない方が多いと思います。
髪の為にもカラーはサロンでやるのがやっぱり良いですが、どうしても行けない方はこの記事を参考にやってみてください♪
また、storageでは随時スタイリスト・アシスタントを募集しています!
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