髪にうるおいとツヤをプラスして、トレンドの束感スタイルやウェットスタイルを手軽に実現してくれるヘアバーム。

注目のスタイリングアイテムですが「ヘアワックスやヘアオイルとどう違うの？」「たくさんのヘアバームがあって、どれがいいのかわからない」とお困りの方も多いのではないでしょうか？

そこでこの記事では、ヘアバームの特徴やヘアワックス、ヘアオイルとの違い、ヘアバームの選び方などを詳しく解説します。

美容師がおすすめするヘアバーム10選や、美容師直伝ヘアバームの使い方のコツなどをご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

ヘアバームとは？

ヘアバームは、ミツロウやシアバターなど、天然由来の油脂をベースに作られたスタイリング剤です。常温では半固形ですが、手のひらで温めて伸ばすと液状に変わり、髪に均一になじませることができます。

ヘアバームの魅力は、髪を固めずに自然なスタイルを叶えてくれること♪

しっとりとした質感で、流行の束感ヘアやウェットスタイルも簡単に作ることができ、さりげない「こなれ感」を演出してくれます。

また、ヘアバームの多くは保湿成分が豊富で、髪のスタイリングだけでなく、肌や手指の保湿ケアにも使える万能アイテムです。1つ持っているだけで、さまざまなシーンで活躍すること間違いなし！

ヘアワックスやヘアオイルとの違い

トレンドのヘアバームですが「ヘアワックスやヘアオイルとの違いがよくわからない」という声もよく聞きますよね。

実は、ヘアバームとヘアワックス、ヘアオイルは、それぞれ使用感や仕上がりに違いがあります。

それぞれの違いを理解して、求める効果やなりたいヘアスタイルに合うスタイリング剤を選んでみましょう。

ヘアバームの選び方

使い勝手がよく、人気のスタイリング剤でもあるヘアバームは、さまざまな商品が販売されています。そのため「どれを選べばいいかわからない」とお悩みの人も多いはず。

そこでここからは、ヘアバームを選ぶ際に注目すべき「3つのポイント」を、美容師目線でご紹介します！

ポイント① なりたいヘアスタイルに合わせて選ぶ

まずは、なりたいヘアスタイルや求める質感に合うヘアバームを選ぶのが重要！

髪のボリューム感を抑えて、ウェット感や束感を出したい場合は、保湿力の高いタイプがおすすめです。素髪のようなナチュラルな仕上がりを求める場合は、やわらかいテクスチャーでべたつきにくく、軽やかに仕上がるタイプが適しています。

商品ごとの特徴をチェックして、なりたいスタイリングに合わせたテクスチャーや仕上がりかどうかを確認してみましょう。サロンで美容師さんに相談してみるのもおすすめです。

ポイント② 香りで選ぶ

ヘアバームは、天然精油をブレンドしたようなナチュラルな香りのアイテムが多いのも魅力の1つ。スタイリングに使用すれば、洗練されたほのかな香りを楽しめます。

華やかなローズやフローラルの香りから、さわやかなシトラス系の香りまで、幅広い香りの商品が販売されているので、お好みの香りで選ぶのもおすすめです。

ポイント③ 使い方で選ぶ

ヘアバームを選ぶ際は、使い方に合わせて成分やサイズをチェックしてみるのも重要です。

スタイリング以外にも、肌や手指の保湿ケアに使いたい方は、ミツロウやシアバターなど天然由来の油脂をベースにしているヘアバームを選んでみましょう。

また、持ち運びやすいサイズのヘアバームであれば、外出先でのスタイリングのお直し以外に、ハンドクリームやリップクリームの代わりとして使用できるので便利！

【美容師が選ぶ】ヘアバームおすすめ10選

ここからは、美容師が厳選したおすすめヘアバーム10選をご紹介します。アイテムごとに特徴やおすすめポイントなどを詳しく解説していますので、ぜひヘアバーム選びの参考にしてみてくださいね。

ヘアバームを上手に使うコツは？

ナチュラルでラフなスタイルからタイトなまとめ髪、トレンドの束感ヘアやウェットヘアまで、幅広いアレンジに活用できるヘアバームですが、上手に使いこなすためには次の3つのコツをおさえておくことが重要です。

1つずつ詳しく見ていきましょう。

少量ずつ手のひらで伸ばしてなじませる

ヘアバームを使う際は、少量ずつ手のひらに伸ばして、オイル状にしてから髪になじませるのがポイントです。

ヘアバームがしっかりオイル状になっていないと、髪にムラ付きしてしまい、ベタつきや重たさの原因になってしまいます。また、1度にたくさんの量を手に取ってしまうと、ベタッとした重たい仕上がりになってしまうので要注意！

使用量は髪の長さやアイテムごとに異なりますが、一般的にはセミロングで「差し指の第一関節の半分」が目安。バームを手に取り、手のひらをこすり合わせるようにしてしっかりオイル状にさせて、少量ずつ髪になじませましょう。

毛先からなじませて、根元はつけすぎないように注意

ヘアバームを髪になじませる際は、毛先から髪の中心に向かってなじませていきます。髪の根元につけすぎてしまうと、ベタついて重たい印象になってしまいます。

また、手のひらで髪を押さえるようになじませてしまうと、髪の表面のみにバームがついてしまうのでNG。髪になじませる際は、手のひらで髪を握るようにしてなじませます。

タイトヘアやまとめ髪をつくる際も、まずは毛先から髪の中心に向かって髪全体に揉みこむようになじませてから、コームで押さえるようにして整えると自然とボリュームが抑えられたスタイルが実現できます。

前髪やおくれ毛は指でつまむようになじませる

前髪やおくれ毛になじませる際は、髪全体になじませたあと手に残ったバームを使って、指でつまむようにしてなじませるのがおすすめです。

バームは保湿効果が高いので、前髪やおくれ毛につけすぎてしまうと、重たい印象になってしまいます。手に残った少量のバームを使って、指でつまむようになじませれば、自然な束感のある仕上がりを実現できるので、ぜひ試してみてくださいね！

まとめ｜ヘアバームを使いこなしてトレンドのヘアスタイルを楽しもう

ヘアバームは保湿力が高く、髪をしっとりまとめてツヤをプラスしてくれるスタイリングアイテムです。使い方次第で、トレンドのウェットヘアや束感スタイル、タイトなまとめ髪なども簡単に実現できます。

また、ヘアバームは天然由来の保湿成分（ミツロウやシアバター、オリーブ油）などで構成されているアイテムも多く、スタイリング剤としてはもちろん、髪の保湿ケアや全身の保湿ケアにも使えるマルチユースなアイテムです。

ぜひこの記事を参考に、なりたいスタイルに合わせたヘアバームを手に入れて、トレンドのスタイルを楽しんでみてくださいね。