こんにちは!
storageメディアチームの南です^ ^
本日は採用率が8割を超えるstorageの面接について、その秘訣を余すことなくお伝えしたいと思います!
今回の内容はこんな人におススメです!
・面接はすれど全く採用できない美容室の経営者や人事(採用)責任者、店長
・面接に苦手意識がある美容室の経営者や人事(採用)責任者、店長
ということで、本日の目次はこんな感じです。
目次
1.これが美容室業界の美容師採用の新常識
まずキーナンバーをいくつかお伝えします! 4つの「 5 」を覚えてもらえると良いかと思います!それは、、、
50万円、5サロン、5%、5か月!
この数字は何だと思いますか?
きっと美容室経営者の方は想像できる方が多いように思います!
まず50万円については、1人当たりの採用費です。
中には100万円かけても採れていないサロンもありますが、平均すると1人のスタイリストやアシスタントを採用するのに、これだけかかっています。これは、客単価10,000円で粗利率20%として、顧客数250人分です! それだけ頑張って施術してやっと1人採れる、これが現実です。
次に5サロンについてですが、これは求職者である美容師が応募するサロンの数です!
よく「 面接で良い雰囲気だったから絶対採用できます! 」という方がいますがその求職者の方のコミュニケーション力が高いだけで、他のサロンでも良い雰囲気で終わっている可能性が高かったりします! 比較されているのに、それが見えない面接担当者が多いです!
残念ですね(涙)
ここから少し難しい数字かもしれませんが、絶対的に面接が上手な面接官(美容室)は5%しかありません!
たったの5%で、上手だと言いながら下手とかまぐれだったり、再現性のない人だったりが、実は沢山います!ということは、本当の意味で上手になれれば、圧倒的に採用できます! 実際、僕はほとんど落としません! 20人面接して、1人か2人くらいだけ、採用タイミングや条件が合わないなどの理由で落としますが、ほとんど採れます! そうなりたいですよね?(笑)
最後に、5ヵ月というのは、採用した人財の平均在職期間です。1日で辞める人も30年続ける人もいます。
最初の3か月で辞める人ってめちゃくちゃ多いです。50万円かけて、5人くらい面接して、やっと採用できても5ヵ月程度で辞めていく人が多いのです。ということは、その先に、働きがいを重要視したお店作りが必要なのですが、それはまたどこかでお話しますが、現実を受け止めて、まずは採用力強化に努めましょう!!
2.実は面接はセールスと一緒なんです!
面接を営業だと捉えている方は多くないかもしれませんが、営業です! その点では、店販を売るのが上手な人は面接も上手になれる可能性は高いと思います!
ただ、商品を会社(お店)に置き換えてコミュニケーションすれば良いからですが、難しいのは、その人の人生を扱うということと、基本的には失敗は許されないということです!
また、店販ほど面接は練習ができないこともあり、しっかりと脳内で準備しておく必要があると言えます!
その上で、重要なことは面接には3つのフェーズがあるということです!
1.不安→安心
2.安心→ワクワク
3.ワクワク→確信
上記のように、求職者のメンタルや理解度に応じて、その人に合わせて3つのフェーズを一緒に移行していくことが大切です!
そのために、一例ではありますが、以下のようなプロセスで変えていけると良いかなと思います!
1.不安→安心
①アイスブレイク
→②自己紹介
→③現状のヒアリング2.安心→ワクワク
→④サロン(会社)の良いところの紹介
→⑤(相手のニーズに合わせた)歩合や条件、いまの働き方の説明と相談3.ワクワク→確信
→⑥質疑応答
→⑦将来のキャリアや働き方、夢の実現の方法
→⑧「一緒に実現していきましょう!」(熱意を示す)
また、面接するにあたって、以下の鍵となる質問を確認しておくと効果的です!
① どのような人物(性格やキャリア、前職での課題、職場に求めるもの、他)に会うのか?
② どのような雰囲気を作り出すのが良いか?③ どのような提案(その人が抱く課題の解決、お店の強みを生かした+αのナニカ)を行えるのか?
④ どのような価値(働き方、待遇、やりがい、人間関係(仲間)、教育、ウリ、他)を提供できるのか?⑤ どのようにワクワクを作るのか?
⑥ どのように信頼を獲得するのか?⑦ どのように(他社でなく)唯一だと感じてもらうのか?
⑧ どのように他社の唯一よりも優れていると感じてもらうのか?⑨ 求職者が入らないなら、その理由と対処方法は何か?
⑩ 求職者がその友人や家族などにどのようにお店のことを話してもらいたいのか?
他にも良い質問や確認しておいたことが良いことがあれば、自分自身の必須クエスチョン(質問)として付け加えて、採用において必須の質問を構築しましょう!
3.なぜあなたは採れないのか?
① 応募経路について
応募経路ごとの特徴をしっかりと把握できていないから採用できないのです!
まず(欲しい人財からの)応募が増えないと厳しいです!そこで、リクエストQJやリジョブ、ワークキャンバス、ビューティーエンジェル、ミライズムなどなどなどで、どんな人が応募しているのか違いって分かりますか?
弱肉強食の媒体と、関係重視のエージェント(人材紹介)、この大きな違いをまず理解してもらえると良いかと思います。まずなぜ媒体が弱肉強食か? それは、媒体は料金体系によるということで、上位プランの方がより応募が多くなります。もちろん上位の中での競い合いは、媒体の記載内容の良し悪しもありますが、 やはり実験をしてみると上位プラン優位になります。
ただし、有名な店舗や他の媒体などに出稿している量が多いところは、直接の検索もあるので中位や低位プランでも応募が多かったりしますし、そもそも媒体が広告宣伝費をケチっていると期待の応募数が取れないということもあると思いますので、求職者に人気の媒体かどうかというトレンドと、応募単価(1人当たりの応募に対して媒体にいくらかかったのか)を見極めつつプランを決めることが重要です!
ちなみに、よく見かえる媒体に出稿するのが、なんだかんだその媒体も広告宣伝費を使って打ち出していることになるのでおススメです!
次にエージェント(人材紹介)ですが、もちろん料金プランがあるところは料金次第ということもありますが、エージェントが紹介したくなるサロンになることも重要です! そのためには、エージェントの担当者に自社のことをしっかり知ってもらうことが大切です!
知れば知るほど興味を持つことにつながりますし、興味を持てば貢献したくなるものです!
だからこそ、積極的にコミュニケーションを取ってください!
また、エージェントの担当者から求職者に紹介してもらうためには、分かりやすいことも大切で、説明しやすいサロンと説明しづらいサロンであれば、説明しやすいサロンの方が求職者も理解しやすいですし、興味を持ちやすいので、分かりやすく魅力を伝えてもらえるように伝えることが重要になります!!
② 事前情報と求職者のイメージについて
求職者の情報やイメージをしっかりと把握できていないから採用できないのです!
男女は? 年齢は? スタイリストかアシスタントか? 家族は? 前職のサロンは? 好きな技術は? 望む報酬額は? 理想の客単価は? 好ましい働き方(時間や曜日、客数)は? 想定されるコンプレックスは? どんな人だと親近感を持ちやすいか? 尊敬する人はどんな人か?
以上のようなことを、事前情報から収集したり、想像したりしていますか?
エージェントの場合はその担当者から教えてもらえることも多いのでしっかりと聞き出し、媒体の場合は記載内容がすべてなので、あとはSNSやホットペッパービューティーのスタイリストやブログ情報などから取りにいくことも大切になります!
また、アシスタントとスタイリストで求めているものは異なります! 最近はアシスタントもある程度給与額が上ってきていたり、業界全体としてバリバリ働くよりもワークライフバランス重視の風潮があったりしますが、この点を理解しておくと良いと思います!
■アシスタント
1.教育カリキュラムの充実さ
2.デビューの早さ
3.サロンの雰囲気の良さ
4.給与・報酬の高さ
5.サロンの場所や内装のオシャレさ■スタイリスト
1.給与・報酬の高さ
2.サロンの雰囲気の良さ
3.サロンの場所や内装のオシャレさ
4.ワークライフバランスの良さ
5.成長できる環境
もちろん調べていることを伝えるかどうかは相手次第ですが、それは知った上で判断すれば良いので、できるだけ情報を集めて、その人物像をイメージすることが重要なので、やってみてください!!
③ 当日の話の流れについて
当日の話の流れを想定できていないから採用できないのです!
求職者のイメージが出来上がれば、どんな話を多くして上げれば良いのか、どんな質問が来そうか、どんな言葉が刺さるのか、そういった点を考えて、組み立てることが大切です。
その際、「 2.実は面接はセールスと一緒なんです! 」でお伝えした流れを基本線に、流れをイメージしてもらうと良いかと思います! まずは、自分の面接の型を作ることが大切ですが、型を意識しすぎると相手に応じた柔軟な対応が難しくなります!
そのためのイメージトレーニングです!自分がどんな話の順番ですれば、相手が不安を消し、聞きたいことを十分に聴けるのか、逆に話過ぎないかも確認してもらいつつ、最後に一緒に働きたいと思ってもらえるのかを組み立てていきます!
上手な人は、自分の型を活かしつつ、相手に合わせることができますし、相手の目や表情を見て内容の分量や力点をコントロールして、その人が働いている未来に集中した話ができますが、そうなるまではイメージを膨らませて、事前に想定しておくと良いです!
ただし、決めつけは良くないので、話しや質問の展開次第でどうするのか、いくつか(3つくらい?)パターンを用意しておくと良いです!!
また、ここでもスタイリストかアシスタントかで変わってきます!
スタイリストは「 働く 」意識が強いのに対して、アシスタントは「 学ぶ 」意識が強いことは先ほどの「 ② 事前情報と求職者のイメージについて 」でも明らかだと思いますが、アシスタントはまだまだ20~24歳くらいと若く、社会経験も少ないので、ノリの楽しさと丁寧さが大切になってきます! オジが頑張り過ぎたり、真面目過ぎたりしたら爆死の可能性が高いです。
その一方で、スタイリストはアシスタントよりも人生を考えています。特に前職の嫌な思い出がある方が多いので、その嫌な思い出が再発しないように説明してあげることが大切です。
報酬が安い、報酬の振込が遅い、苦手な人がいた、オーナーが約束を破る、めちゃくちゃ怒られた、全く学ぶ環境がない、、、、などを改善できることをしっかりと伝える必要があり、そのために注意深く転職の理由や転職先に求めるものを聴き出すことが重要だったりします!
以上のことを、自分の頭の中でシミュレーションしておくと良いでしょう!
④ 見学や面接後の追いかけについて
見学や面接後の追いかけも適切にできていないから採用できないのです!
そうして、面接を終えたらそれで終わりかというとそうではありません! むしろここからが勝負で、求職者は5つのサロンに見学や面接に行っていると考えてください。
そうすると、他のサロンも同じように魅力を伝えていて、求職者は後に面接した方が印象が良かったりしてしまいます。そうすると、負けます! そのために、追いかけ方が重要です。
一度各社の面接が終わったら、再度電話で簡単にでも話す機会が欲しいとか伝えていますか? LINEやInstagram(インスタ)を交換してやり取りできるようにしていますか? 1週間後、2週間後、1か月後と連絡して状況の確認や、他社と面接したからこそ思い浮かぶ質問に回答していますか?
ここは粘着力が重要で、どうしても一緒に働きたい、一緒に未来を作りたいからと、その人を軸に寄り添いつつ、しっかりとコミュニケーションを取ることが大切で、一緒にご飯を食べに行ったり、飲みに行ったりすることも可能であればやってみましょう!
私は結構一緒に食べに行きますし、そこで、緩い感じで悩みを聴いて解決できることをアピールしたり、自サロンが未来を作れる第一の選択肢であることを具体的に示したりします!
そして、最後にしっかりと期限を決めて考えさせることです! 今スグ特典で釣るのもアリですが、そうでない場合は、明確に期限を決めて、自分で選んだ、と判断させることが大切で、入社後にすぐに辞めるのか辞めないのか、不平不満ばかり言うのか言わないのか、を決めることになります!
そこまで考えてコミュニケーションを取れれば、相手も信頼して「宜しくお願い致します!」といってくれるでしょう!
4.担当者に足りない本当に大切なモノとは
いままで色々とお話しましたが、それでも足りないものがあります!!
何だと思いますか?
それは一言でいうと「 熱意 」です! テクニックや話す順番とかではなく、たどたどしくても、説明が抜けても、熱意があれば伝わります!
ただ、熱意と言っても「採りたい」という熱意は空回りします! それは恋愛でも同じです! 「すきだ!」って言い続けてもなかなかうまくいかないですよね! それと同じです(笑)
「 熱意 」は、一緒にその人の未来を作る熱意か、一緒に理想のサロンを作る熱意です。熱意にも方向性があるので、ご注意ください!!
あと、熱意の伝え方も間違えやすいことかもしれません(笑)
熱意を伝えるのに、松岡修造さんのように熱くなる必要はありません!もちろん目に見える熱さで伝えて意気投合できるなら良いのですが、熱すぎると人は引いてしまいます(涙)
だからこそ大切なことは、「 心から実現したい! 」と思うことです。そういう意味では、「 心から実現したい!!!!!!!!!! 」くらい思い込むと良いですし、この「 ! 」の数が採用率に大きく影響すると考えてください!
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
最後は「 熱意 」って何やねん?と思われた方も多いかと思いますが(笑)、ヒトとヒトである以上、言葉だけでなく、感じる部分も重要です!
ここで1つメラビアンの法則というものを紹介したいと思いますが、コミュニケーションにおいて、「言語情報7%」「聴覚情報38%」「視覚情報55%」という割合で影響を与えているという心理学上の法則なのですが、言葉での情報で人の心は動きません!
むしろ、耳で聞いた情報や目で見た情報です!面接してくれた人が熱意と自信を持って話し、表情に表れていたら、それで信用が生まれて、一緒に働きたいと考えてくれる可能性が圧倒的に増えます!
ただ、熱意だけあっても、やはり話す内容が陳腐だとその効果が薄れてきますし、相手から聞かれた質問にしっかりと答えていないと不信につながります。だからこそ、しっかり準備して面接に臨んで欲しいですし、両輪をまわして、採用率をググっと上げていってもらえたら嬉しいです!
私としては、面接スキルを高めると、美容師さんの求めるニーズについて考える機会が増え、働く環境がより良くなると考えています。それは、美容業界全体の発展につながり、美容師を目指す人が増えてくると考えています! 業界全体で頑張っていきましょう!!
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