こんにちは!
メディアチームの南です!
皆さんは転職したことってありますか? 転職って人生でとても大切なイベントかなって思う一方で、めちゃくちゃ繰り返している人とかもして、自分が納得できる職場で働くことって結構難しいって思いますよね。
皆さんはいかがでしょうか?
その際、当然給与や報酬がどの程度か、どんな人がいるのか、どんなメニューがあるのか、会社としての方向性はどんなか?など、色々気にすると思います。
その一方で、美容室側でも離職は大きな問題で、これを良い意味で食い止めないといけない。。。
今回はこういった視点でお伝えしたいと思います!
ということで、本日の目次はこちらになります!
目次
1.美容師を採用するためには何をすべきか?
美容師の採用のためには、まず採用計画とペルソナを作る必要があります!
簡単にいうと、どんな人をどの店舗に何人、いつまでに採用するのか、また、どんな人であれば妥協?して採るのか、などを明確にすることです。
例えば、渋谷店に2人、新規出店に伴いアシスタントを採用したい、と考えたとすると、
1年くらいでデビューできそうなアシスタント、カット以外は一応可能。インスタグラムでモデルハントと撮影のアシスタント経験もあり、将来は集客サイトで使えるクリエイティブな仕事をしてもらいたい。また、将来、フランチャイズでの独立志向がある。
仮にこのような人材を募集するならどうするでしょうか?
今回、なぜ働く環境を見直すがテーマなのに採用の話をするかというと、最初にミスマッチをなくす必要があるからです!
では、具体的に考えていきますね!
① 採用媒体
最初に思いつくのはリジョブやQJ、ワークキャンバスといった採用媒体かもしれないですよね。その際に、自分のサロンにどのようなメッセ―ジを書けば良いのか。
例えば、storageのリジョブの例であれば、企業紹介(サロンの夢・想い、こだわり・自慢、給与・待遇、教育)、ブランド(複数あれば複数)、企業データ(会社名やその他基本情報)、求人一覧(ここは沢山あるので、切り出して書きます!)、店舗一覧などをまず埋める必要があります。
そして、求人一覧には、storageの例も合わせて記載しますが、
1.キーメッセージ「【自由出勤が私らしさを創る!】集客1821名&メニュー単価11459円/月平均」
2.職種「美容師」
3.役職「スタイリスト」
\働き方(出勤日数・勤務時間)は自由に選べる/
『子供のお迎えや夕飯準備、急な病気によるお休みが心配…』
『習い事・婚活・趣味などで時間が欲しい!!』
『ガッツリ働いてガッツリ稼ぎたい!!』
という方たちもみんな自分のペースで
お仕事をすることができます。
〈働き方が自由でも安心して働ける理由は…〉
・持ち客0人からでも働ける万全の入客サポート体制
・全国展開しているサロンだからこそ得られる圧倒的な集客ノウハウ
・苦手な技術をサポートする安心の教育カリキュラム
・各店在籍スタッフがキチンと揃っているからこそ出来る柔軟な出勤システム 等
スタイリストが自由に働ける環境、storageグループは、
それを実現させる為に万全の体制を整えています。
4.募集要項(正社員と業務委託)
給与と入社特典や各種手当などの待遇、店舗名・勤務地、勤務時間、休日、仕事内容、費用経験、必要資格、福利厚生、特徴、求める人物像、PRなど
特にこの4つ目の募集要項も充実させないと読んでもらえないですし、まずは求職者はこれを見て、「 自分に合いそう! 」と思って応募するわけです!
このように読んでみると、適当に記載すると、適当な人しか来ないことが分かりますよね!経験からも本当にそうで、しっかり考えて記載する必要があるのです(笑)
ただ、こういった媒体ではエリアやペルソナによっては、なかなか応募がない場合も多いです。そんなときは、人材紹介を使うことになります!
ちなみに、ペルソナという言葉を始めてみた方のために簡単な説明を入れておきますね。
「ペルソナ(persona)」とは、サービス・商品の典型的なユーザー像のことで、マーケティングにおいて活用される概念です。
実際にその人物が実在しているかのように、年齢、性別、居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、価値観、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方、ライフスタイル……などリアリティのある詳細な情報を設定していきます。
イメージ写真もしっかり用意しておくと良いです!!
(出典:https://ferret-plus.com/8116#p1)
② 人材紹介
では、人材紹介についてですが、こちらはビューティーエンジェルやミライズムなどが有名かなと思います。条件やペルソナなどは媒体をしっかり記載していれば、それを人材紹介会社に伝えるだけでほぼOKです!担当者に伝えると、人材紹介会社に登録している美容師さんとのマッチングが始まります。
人材紹介に登録している美容師さんも予めどんな美容室で働きたいのかも紹介会社に伝えているのと、入社までのフォローもしてくれるので、ミスマッチは起こりづらいです!
また、最近は採用媒体よりも人材紹介の方が離職率も低かったりするので、採用した際の費用は30~100万円程度と高めですが、長い目で見たときの投資対効果は高いと言えそうです!
③ スタッフからの紹介
次の、金銭的にも信頼的にも最もありがたいのがスタッフからの紹介です!これも、どんな人が必要かペルソナをしっかり理解してもらっての紹介が必要ですが、人間性もわかっているので、はずれが少ないですし、離職を考えた際にも、友人がいるから、といった理由で考えを改めてくれたりするので、力を入れるべきです。
逆に、友人を誘いたくないと考えられてしまうサロンにしないことが重要だとも言え、自社のスタッフとの信頼関係がどれくらい強いのかの指標にもなります。
また、働くスタッフについても、友人がいた方が悩みの相談などもしやすく、働く環境としては良くなっていくので、ガンガン紹介して、友人を自分のサロンに入れると、長く働けるだろうし、条件交渉などもしやすくなります!
だって、友人みんなといなくなられたら、お店の収益がかなり大変なことになりますからね!!
④ 人材派遣
そして、最後の手段としてかなり割高ですが、人材派遣があります!リクエストQJやSalon Workなどが有名かなと思います。ただ、割高なうえ、実際派遣されるのかわからないので、何とも言えないのですが、1時間2000円程度で美容師さんを派遣してもらって、稼いでもらったり、アシスタントをしてもらったりします。
雇用保険などは派遣元が入ってくれているので、そのあたりは良いのですが、そもそも1時間2000円ということは、1時間5000円、6000円の生産性をあげていかなと、むしろ赤字になる、というトラップがあります。
そうなのです!売上を上げればよいだけでなく、利益を出していかないといけないので、店舗のメニューを何時間かけて、いくら売上るのか、という時間生産性を特に意識して使うことになります。
2.衝撃!採用してもすぐに辞める美容師が3割以上!?
そうまでして採用した美容師さんたちは長く働いてくれないと、採用する側としては貯まったものではありません。美容師の採用は1人50万円とも言われていて、しかも、なかなか応募までにも時間がかかります。
では、なぜ辞めてしまうのでしょうか?
ちょっと巷の声を集めてみました!
- 人間関係が悪い
- パワハラやセクハラにあっている
- 店長やオーナーから不当に扱われている
- 人間関係がうまくいっていない
- 休みが休みじゃない
- 給料が上がらない
- 給与が少ない
- 残業代が出ない
- 労働時間が長い
- 休みが少ない・休めない
- 福利厚生に不満
- 入客できない
- 条件が違う
- 拘束時間が長い
- 独立して自分の美容室を開業したい
- フリーランスのスタイリストになりたい
- 特化した美容室でスキルアップしたい
- 体調が悪化
- 手荒れや腰痛が悪化している
- 失敗やクレームで落ち込んでしまう
- 病気やケガで美容師を辞めざるを得なくなった
- 家族が急に病気にかかってしまった
- 家族の介護との両立が難しくなった
- 育児との両立が難しくなった
- デビューまでの道のりが長い・辛い
- レッスンしてくれない
- スタイリストとアシスタントの間に壁がある
- 「いつまで下積みなのだろうか」と不安や焦りを感じる
- 先輩スタイリストの技術が下手
- 先輩スタイリストの指導が雑
- キャリアアップできない
- 評価されない
いかがでしょうか?結構多いなって思いますし、この記事の読者さんも1度は考えた離職理由ではないかなと思います!
しかも、サロンは3人くらいから10人未満の職場が多く、閉鎖的で、人間関係が悪化するとなかなか改善も難しいですし、オーナーガチャというか、サロンの経営もオーナーが個人でやっていて、オーナーの身勝手さや殿様的なサロンも多くて不満が爆発してしまいそうなお店も多いです。
ほんとガチャですよね。。。
だからこそ、スタッフさんもせっかくなら長く働きたいと考えていても、1年で3割も辞めてしまいますし、業務委託の場合、保障給が切れた入社3か月や半年後のタイミングで辞めてしまう人も多いです。
美容室としてはこれから利益をあげてくれっていうタイミングで辞めてしまうので、なかなか回収ができない状況になります。
大変です。
そこで、求職者さんについていうと、個人的には、「だからこそ」チェーンや規模の大きいところの方が、環境が揃っているので、個人的にはおススメです!
だって、なぜ大きな規模になるのか、スタッフが辞めないのか、スタッフがいたくなるのか、その理由が、制度や文化としてある場合が多いからです!
ということで、storageもおススメですよ(笑)
3.採用することで、既存のスタッフにもメリット多数!!
特に業務委託型の美容室で聞くのが、既存スタッフからすると、新規のお客様を新規のスタッフから取られる、といった不満が上がりやすいので、採用したがらない、採用しても嫌がらせする、という声も聞こえてきたりしますが、果たしてそんなことしていて良いのでしょうか。。。
- 色々なバックグラウンドをもった人材と働けることで刺激になったり、技術を学んだりすることができる
- 自分が急病のときなど助けてくれる
- 会社として利益が増えると、出店やリクリエーション、キャンペーン、出産手当やカムバック手当などサロンオリジナルの手当、など、できることが増える
- コロナなどで営業ができないときに、会社が保証してくれやすい
- 新規の出店を加速することで、店長や更なるポジション、オープニングメンバーになり、より自分が望むキャリアを築くことができる
- あとは上記に関連して店舗数が増えると経営が安定するので、コロナや何かあった時でも会社の倒産などの可能性が低く、長く働くことができる
- 収益が増すので、店舗の修繕を早めに行ってくれる、事務作業などが楽になるようなシステムの導入などの投資を会社がしてくれるなど、働く環境が良くなる
- そして、何より仲間が増えると楽しい
といったようなメリットは多くあります。だからこそ、お店に新しく入ってきたスタッフは、自分たちの新しい仲間だという認識で接して、早くお店で活躍してもらえるようにコミュニケーションを取れると良いでしょう!
でないと、会社としては採用費用として30万円、場合によっては100万円かかっている場合もアリ、退職タイミングによってはその費用が全く帰ってこないことにもなりますし、さらに採用費用をかけて採用することになるので、泥沼です。
そして、会社のお金が減っていくと、ボーナスやインセンティブ、社内イベント、懇親会、その他でのプラスアルファでの還元も少なくなってしまいます。それは寂しいことですよね。ですので、むしろみんなで稼いで、みんなで楽しむスタンスで考えられると良いのかなと思います!!
4.いまのスタッフ満足度と長く働きたいを作る公式
現在よくある退職の理由を大きくまとめると「稼げないから」「楽しくないから」「人間関係がイヤだから」「自分の成長を感じないから」などがあるかと思いますが、それを裏返してより良い環境を作る必要があります。
「稼げないから」 →①「稼げる」
「楽しくないから」 →②「楽しい」
「人間関係がイヤだから」 →③「人間関係が良い」
「自分の成長を感じないから」 →④「自分の成長を感じる」
上記のように裏返していくと、スタッフ満足度を上げるために何を目指すのか、そして、どんな施策を打つべきなのか、などが見えてくるかなと思います。
ただ、としても不思議なので、美容師という生き物は今が満足していても未来に対して「不安」や「期待できない」といった状態だとやはり辞めたくなる、働く環境を変えたくなるもので、⑤「未来への安心」と⑥「未来への期待」も感じてもらえながら働ける環境を作れると良いです。
つまり
スタッフが満足して長く働くスタッフを増やすためには、いまのスタッフ満足度として①②③④と、長く働きたくなるための⑤⑥を施策やコミュニケーションで作り上げられると良いでしょう!
5.働きがいって何だろう?
働きがいとは、簡単に説明すると、「働きやすさ」と「やりがい」の両方を感じている状態のことです。また、「働きがい」は、給料や名誉、社内外といった他社からの評価と自分自身の精神的な満足感につながる自分自身の評価の2つの側面で高めていくことが大切です。
ただ、人間は他者からの評価が高いと嬉しい人と、自分の評価が高いと嬉しい人と大体どちらかを重視する傾向が強く、バランスよくどちらもという人は意外と少ないです。
そして、美容師という職業は、総売上、指名数や指名売上、店販売上、顧客単価、顧客数、時間単価、Instagramのフォロワー数やInstagramからの予約数、minimoからの売上など多くの数字で評価されることが多く、自分の中で納得した数字を出しても会社の目標を達成できないと低い評価になってしまうことも多いので、まずは適切な目標設定とそれを達成できたときにしっかりと労を労う必要があります。
そして、さらにやりがいを感じてもらうためにも、その人が目標達成するために行った具体的な行動に触れてあげることが大切です。指名売上をあげるために、名刺をお客様に100%渡していたとか、Instagramのアカウントを伝えていたとか、いままでやっていなかったことを1つや2つやっているから達成した、いままで続けていたことを諦めずに続けていたから達成できた、といった「プロセス(過程)」をみていることを伝えてあげることで、目標達成の達成感は何倍にも跳ね上がり、もっと頑張ろうとか、ここで努力して良かったといった感情になるので、とても大切です!
そして、storageは2年連続で「 働きがいのある会社 」に国際的な機関から認定を受けているので、安心して飛び込むことができると思います!
6.まとめ
今回は、美容業界の中でも特に大切なスタッフの定着化について、「働きがいをあげる」「不満をなくす」「長く働きたくなる」といったことを、色々な角度から説明しました。
ここまで見てくださった方は美容室の経営者や幹部の方が多いと思いますが、良い環境を作ることがスタッフ満足度を押し上げ、美容業界全体として働きやすく、美容師をやっていてよかったと思える人が増え、ひいては、美容師になりたい人が増えることにもつながることになると思いますので、業界全体で取り組んで行きましょう!
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