こんにちは!
メディアチームの南です!
本日は【 独立 】についてお話しします!やっぱり自分のお店を持つのって夢ですよね! だからこそ、美容室オーナーになってはいけない理由を読んでもらって納得感をもって、準備してもらえると良いかと思います!
特に今回はこんな人に読んでもらいたいです!
・いつか独立したいと考えている美容師
・フランチャイズやDAO型と独立で悩んでいる美容師
・現在経営しているけど、軌道修正したい美容師
目次
1.【理由①】オーナーは事務作業や雑務が多くて稼げない!
美容師として働いていると材料は発注していても、支払いは行わないと思います。もちろん給与や報酬の計算もしないだろうし、振込もないと思います。
毎月のお金の流れもしっかり把握しないといけません。借り入れしている場合は返済があったり、材料、給与や報酬の支払い、水道光熱費、ゴミやタオル代、保険、税理士の顧問料の支払いだったり、クレジットカード売上の入金タイミングだったり、諸々毎月の資金繰りを考える必要があります。
特に11月から2月までは閑散月が11、1、2月とあって、なかなか資金繰りが厳しく、特に営業利益の低かったり赤字だったりの月のある店舗だとドキドキが止まらない可能性があります。
また、スタッフの離職や人間関係など問題が起きた際のケア、補助金や助成金の情報収集や手続き、集客や採用サイトの文言や写真を整える、などなど、いままでやってこなかったことを、特に独立したばかりのときはすべてを行う必要があります。
その代わり、高い利益率の店舗(高単価で高集客、多いスタイリスト)を作れれば、経理や作業してくれる人を雇うとか、毎月の資金繰りもそこまで気にしなくて良く、経費も使いやすく、自分の想い通りの店舗を作りやすくなるので、まずは集客が強く、スタイリストが働きたいと思ってもらえる店舗づくりが必要になりますし、そこが面白み、醍醐味だと思います!!
2.【理由②】オーナーは孤独過ぎてやっていられない!
よく経営者は孤独という言葉を聴くと思います! これはやはりそうで、雇う側と雇われる側、給与・報酬を支払う側と貰う側、指示を出す側と出される側、決める側と決めてもらう側、と、見方でいうと対立構造があったりします!
ここで結構裏側にあるのが熱量だったり、視点や目的の違いだったりの差で、すれ違いが大きくなると「 わかってくれてない 」「 見てもらえてない 」となって離職につながってしまったりします!
そのためにも、スタッフとの立場の違いを理解して、どのようにスタッフを理解するのか、しっかり寄り添って話を聴けるのか、スタッフが活躍できる環境を作れるのか、スタッフの未来の道標を示せるのか、を考える必要があります。
ただ、その分、経営者はうまく行けば青天井で報酬も増えますし、規模が拡大すれば仲間も増えていきますので、自分の利益や甘さをいったん置いて、スタッフと向き合う必要があります!
また、経営者ならではの知見や経験は皆さんを成長させ、より魅力的な人間に育てますし、自分のステージが上れば、できる経営者との出会いも増えますし、孤独者どうしで「 わかってもらっている 」経営者仲間ができますので、独立するなら腹決めして頑張って欲しいなと思います!!
3.【理由③】採用→教育→退職ループで利益が出ない!
美容室経営と人の問題は切っても切れないと思います。
ほんとずっと人の問題と向き合っていて、スタッフ不足で悩まれているサロンもかなり多いのかなと思いますし、どの経営者と話してもスタッフで困っていない人はほんとごく一部、足りているという自信をもって言える方はうらやましいです!
アシスタントの場合、採用して、短いと1年、長いと3年くらいは売上をなかなか自分であげるのは難しい時期があり、やっとデビューしても報酬が安いからとか専門学校の同期とお店をやりたいから、店長が気に入らないから、というように様々な理由で辞めていきます。
せっかく育てて、これから美容師としての本番というときに辞めていくというのは本当に悲しくなります。しかも、1年で3割辞めるとするとデビューまでもたない人が多い、、、
ほんとやってられないですよね(涙)
ただ、その中でもデビューして顧客を付けて、お店や会社の売上の柱にまで育ってくれると、嬉しさもひとしおですし、信頼関係も構築できて一生の仲間ができるのは本当に良い機会です!
結局美容室業は人材育成業だと言われる所以で、プロ野球で活躍され、ノムさんの愛称で有名な野村克也さんも「 金を残すは三流、仕事を残すは二流、人を残すは一流 」とおっしゃっていたように、醍醐味かなと思います!
4.【理由④】集客の弱い物件を借りると即死亡で借金地獄!
物件ってすぐに変えられないですからね。。。
本当に物件選びは慎重にしたいところです。しかも、物件って色々とチェックしないといけない項目があって、
・フリーレントがあるのか?
・保証金は何か月分か?
・騒音や水漏れ、電気、水道、ガスなどで何か制約・制限・注意事項があるのか?
・大家さんや管理会社はどんな人か?
・物件解約のための期間はどの程度か?
・商店街などの会費や付き合いがあるのか?
・看板や駐車・駐輪場はどうか?
・トイレも作る必要があるのか?
・撤退時にどの程度の原状回復が必要か?
といった、思いつくだけでも多くのことを気にしないといけません。
しかも、家賃30万円(税別)とすると、前家賃、仲介手数料なども含めて、だいたい12か月分程度は用意する必要があり360万円程度、さらに内装や機材・設備などで1,200万円、初月の運転資金として人件費や材料などフルに購入すると200万円程度かかったりするので、集客や採用できそうか、その質も含めて入念に検討して決める必要があります。
そう、総額1,500万円程度が必要で、その内1,000万円を銀行からの借入にすると、それを10年くらいかけて返す必要があり、金利2%としても、毎月93,000円の返済があり、スタッフが集まらない、離職ばかりだとすると、10年間ひたすら借金を返し続けるために働くと言っても過言じゃなくなります。
つらいですよね。
ですが、その代わり、スタッフを貯めて、顧客を貯めて、しっかり経営していけば、ガンガン利益が貯まります!例えば、業務委託でフリー40%、指名50%で半々、スタッフ5人、1人120万円、家賃30万円、広告宣伝費30万円、その他20万円、返済10万円だとすると240万円の利益を取ることができます!
どれだけしっかりお店を育てるのかが本当に重要で、スタッフと顧客をどこまで貯められるのかで、次の出店やFIRE、早期での引退を見据えた動き方になるのか、借金を返す働き方になるのか、大きな分岐点となります!!
キーワードは「 貯める 」ことです! 人を貯めることがお金を貯めることにつながるので、是非意識して頑張っていきましょう!
5.【理由⑤】フランチャイズはロイヤリティを払い続けるための奴隷契約!
フランチャイズはわかると思いますが、DAOって聞いたことありますか?
最近、シェアサロンが流行ってきていますが、DAOも静かに流行ってきています。DAOって分散型自律組織といって、元々はWeb、特にWeb3.0の中で、キーワードは仮想通過やブロックチェーンといった文脈で出てくるのですが、
この辺りは無視して(笑)
美容室業界でいうと、フランチャイズのように本部がガッツリと管理するというよりは、経営はオーナーさんが独自にやってください、その代わり、美容室を経営する上でのプラットフォームやノウハウ(出店や材料、対銀行や対行政、各種媒体やサービス)を提供します、といったものになります。
その一方でフランチャイズは、別名看板貸しといったりもするようにブランドを借りて、稼げるオペレーションや簡素化されたバックオフィスを共通化して、売上を上げることに集中する環境を手に入れるイメージかなと思います。
storageでもフランチャイズは行っていて、newiやnumberといったブランドの展開を、洗練された経理業務を中心に管理業務のサポートを受けて美容室業を行うことができます。
ただ、DAO型でもフランチャイズ型でも、充実したサポートがある代わりに加盟金やロイヤリティを支払う必要があり、加盟金はゼロ円から500万円程度が相場、ロイヤリティも定額10~20万円/月や売上の5~20%の金額を支払う必要があります。
これって結構バカにならなくて、通常の美容室で売上が300万円だとすると20%取られてしまうと、60万円です。この金額を支払わないといけなくなると、アシスタントも雇えないですし、次の店舗のための資金もたまらず、さらにオーナーさんもなかなか高い役員報酬は得られません。
しかも、売上に連動するので、売上500万円あげると100万円もとられてしまうので、残酷すぎますし、何のため、誰のために働いているのかわからない状況です。
その一方で、定額10万円/月や売上の5%程度だと、どちらかというとサービス提供側がかなり努力していることが分かりますし、経営としても上手にやっていると言えそうです!
ですから、まるっと運営のためのパッケージを使って経営したい、店舗展開したいとお考えの方は充実のバックアップに対して費用対効果をしっかり考えてもらって、お得にやってもらえると良いかと思います。
なんだかんだ人を1人雇うと20万円、30万円と結構な金額がかかります。2人、3人と専門家を雇うよりも、そして、確立した稼げる方法を手に入るなら、全然検討しても良いですし、結果的に得するケースも多いので、しっかり見極められる目を養うことが必要です!
その点でstorageはかなりお得です!!
6.【理由⑥】雇われ経営者はオーナーとのわだかまりや嫉妬で突然クビに!
ここは独立とはちょっと異なるのでさくっとだけ説明しますが、「 会社は株主のモノ 」という言葉があるように、雇われ経営者はオーナーではありません!
そのため、2代目で経営者、社長となった場合に、株式を持たない場合、人事権はオーナー(創設者、1代目)になるので、オーナーが気に入らないとさくっとクビになったり、退任に追い込まれたりします。
たまに、そういった可哀そうな経営者に出くわしますが、どんなに実力があっても、気に入らない、嫌い、なんか違う、など、まっとうな理由でなくても立場や職を奪われる可能性があり、また、労働保険の適用もないので退職後の保障もありません。
ですので、そういった方はオーナーとの信頼関係が大切になります!
ただ、誰かが最初に作り上げたものだとして、それを使ってガツンと事業を伸ばしたい、育った環境や仲間と一緒に経営がしたい、という方にはとても魅力的なので、人生の選択肢としては嬉しい形かなと思います!
7.まとめ!
ということで、色々と書きましたが、美容室オーナーになりたいと思いましたか? 経営者は色々な意味で魅力的な役職であり、生き方です。
しかも、美容師となったからには自分のお店、会社を持ちたいという気持ちもすごくわかるので目指して欲しいのですが、どこにどんな落とし穴があるのか、そこをおさえつつ独立してもらうのが良いと思います。
また、フランチャイズやDAO型もサポートの内容や支払い金額のバランスによってはめちゃくちゃコストパフォーマンス(費用対効果、コスパ)が良いです!
結局は、皆さんがどんなチャレンジ、生き方をしたいのか、取れるリスクに対してどの程度のリターンを目指すのか、そのあたりを熟考して、しっかりとした納得と準備をしてもらえたらと思います!!
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